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JFEグループCSR報告書2017|JFEホールディングス株式会社

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役員メッセージ

環境と調和した企業の発展をめざして

ープが有する最先端の技術の提供による 世界の温室効果ガス削減にも貢献してい きます。

事業活動においては、温室効果ガスの ほかに、排水、排ガス、化学物質などの環 境負荷が発生します。JFEグループはこれ らを徹底的に低減し、地球環境の保全に 努めています。

JFEグループは、環境調和型の商品・技 術を多数開発し、これらの提供を進めてまい りましたが、今後もこれらの活動をより一層 推進し、地球環境を守るための一翼を担っ てまいります。

JFEホールディングス株式会社 代表取締役専務執行役員

林田 英治

環境理念

JFEグループは、地球環境の向上を経営の重要課題と位置付け、 環境と調和した事業活動を推進することにより、豊かな社会づくりをめざします。

環境方針

1.すべての事業活動における環境負荷低減  2.技術、製品による貢献

3.省資源、省エネルギー事業による貢献  4.社会とのコミュニケーションの促進  5.国際協力の推進

・役員メッセージ ……… ・環境重点目標と実績 ……… ・特集:JFEスチールの地球温暖化対策への取り組み …………  ・環境・エネルギー技術の提供による国際貢献……… ・環境マネジメント ……… ・環境コミュニケーション……… ・環境会計 ………

CHAPTERⅠ事業活動における環境負荷低減活動

・製鉄プロセスのエネルギー・マテリアルフロー……… ・JFEスチールの環境負荷低減活動……… ・鉄鋼副生物による海域環境修復への取り組み……… ・JFEエンジニアリングの環境負荷低減活動 ……… ・川崎マイクロエレクトロニクスの環境負荷低減活動 ……… ・JFE都市開発の環境負荷低減活動 ………

1 2 3 11 13 15 17

19 21 25 27 29 30

CHAPTER商品・技術を通じた環境負荷低減活動

・環境保全技術の研究開発 ………

・地球環境保全に貢献するJFEのテクノロジー………

・鉄鋼技術・商品による地球環境保全への貢献 ………

・地球温暖化防止に貢献するエンジニアリング技術………

・循環型社会を支えるリサイクル技術……… ・JFEグループの環境への取り組みの歴史 ……… ・JFEグループの環境関連事業ネットワーク ……… ・環境技術の表彰 ……… ・第三者コメント ………

編集方針

JFEグループ環境報告2008は、JFEグループの持ち株会社であるJFE ホールディングス(株)とその事業会社の2007年度の環境活動と実績を 報告しています。編集に当たっては、環境省の「環境報告書ガイドライン 2007年版」「サステナビリティ・リポーティング・ガイドライン2006」を参考

にしています。なお、本報告はWebのみでの開示としております。冊子が ご入用の場合は、本ファイルを印刷してご利用ください。

*詳細な企業情報や事業内容、製品情報、事業拠点などはJFEグループ経営レ ポート2008やウェブサイト(http://www.jfe-holdings.co.jp/)にて掲載しています。 JFE環境報告2008 目次

32 33 39 41 43 45 47 49 50 JFEグループは、企業行動指針および環

境理念・環境方針に掲げる「地球環境との 共存」と「地球環境の向上」を、企業活動 の中で実現させることをめざしています。

(3)

環境重点目標と実績

2007年度 実績 2008年度 環境重点目標

2007年度 環境重点目標

地球温暖化対策の推進

● 鉄連自主行動計画を踏まえつつ、

地球温暖化対策を推進

(エネルギー消費量を2008∼2012年の間、 1990年比10%削減+廃プラ等の

有効利用1.5%削減(追加的取り組み))

副生物資源化の推進

● ダスト、スラッジの資源化技術の開発および

実機化の検討

● スラッジの埋立量20%削減

環境リスク低減への取り組みの継続

● 新規法規制の遵守

● 自主的な環境保全活動の推進

生産部門の省エネルギー活動を推進 鶴見事業所1997年度比11%減 清水製作所1997年度比17%減 津製作所 1997年度比11%減

鶴見は操業時間あたりの電力使用量 清水・津は加工重量あたりの電力使用量

● 鶴見・清水は目標達成、津は目標未達

鶴見事業所1997年度比11%減 清水製作所1997年度比37%減 津製作所 1997年度比17%増

● 亜鉛含有ダストの脱亜鉛資源化設備を

福山地区へ導入し、建設中

● 倉敷地区での焼却炉と含油スラッジ資源化用

焙焼炉に改造・設備改善実施

● 含油スラッジの資源化整備5,000トン

(スラッジの埋立量20%削減)

● 新規法規制の遵守

排水処理設備の新設・増強

● 自主的な環境保全活動の推進

監視センサーの増強

VOC低減の自主管理活動継続

現地工事での廃棄物削減を推進

● 最終処分量率を2007年度までの3年間で

35%以下に低減

注:最終処分量率=

(発生量−(リサイクル量+減容化量))/発生量

● 2007年度最終処分量率19.0%で目標達成

(発生量2,020トン)

生産部門の省エネルギー活動を推進 鶴見事業所1997年度比12%減 清水製作所1997年度比40%減 津製作所 1997年度比15%増

※津製作所は、大電流溶接機使用割合増により、 97年度比からの増加を見込む

副生物資源化の推進

● スラッジの資源化技術の開発および

実機化の推進 廃棄物管理の向上

● 全社廃棄物集計システムの整備 ● 電子マニフェストの全社導入

電子化80%以上

環境リスク低減への取り組みの継続

● 新規法規制の遵守

● 自主的な環境保全活動の推進

現地工事での廃棄物削減を推進

● リサイクル率を73%以上

省資源・環境配慮型のオフィス活動を推進

● 事務用品のグリーン購入金額比率を

2004年度比6%向上

省資源・環境配慮型のオフィス活動を推進

● 事務用品のグリーン購入金額比率を

鶴見事業所 75%以上 清水製作所 90%以上 津製作所  93%以上

● 鶴見・清水・津いずれも目標未達

古紙配合率偽装問題により、グリーン購入扱いの コピー用紙が購入できなくなったため

鶴見事業所 4.0%向上 清水製作所 13.1%低下 津製作所  4.1%低下

化学物質使用量削減

● 届出物質の使用量削減

化学物質使用量削減

● 届出物質の使用量削減 ● 使用する物質の種類の削減

産業廃棄物削減

● 排水処理起源脱水汚泥の10%削減

産業廃棄物削減

●排水処理起源脱水汚泥のリサイクル率

50%以上の達成 地球温暖化防止対策の推進

● 省エネ率1%以上の達成

● C2F6の代替化を完了し、PFC※1排出量1995年度比

10%削減に向けた具体的削減を開始

地球温暖化防止対策の推進

● 省エネ率1%以上の達成

● C2F6新代替ガス実験を完了し、2009年前半から

削減を開始する

● 省エネ率2.3%を達成

● C2F6(PFCガス)代替化を完了し

削減を開始するも、

代替ガス供給中止により計画を延期

● 唯一の届出対象物質  

(ふっ化水素及びその水溶性塩) の使用量を更に削減

● 脱水汚泥10%以上の削減を達成

※1 PFC:パーフルオロカーボン

● エネルギー原単位を1990年度比約19%削減 ● CDM実施(PSC:2007年5月国連承認取得) ● シャフト炉建設開始 

● CDQ増設決定 ● リジェネバーナー増設 ● 高効率酸素プラントへ更新

地球温暖化対策の推進

● 鉄連自主行動計画を踏まえ、

温暖化ガス削減対策を実行 (エネルギー消費量を

2008年度∼2012年度平均で 1990年度比10%削減)

(4)

特集

鉄鋼業界の取り組み(鉄連自主行動計画) 2006年度実績でエネルギー消費量を 1990年度比5.2%削減しました。補完的 措置として京都メカニズムを鉄連全体で 4,400万トン購入契約済みです。

※鉄連自主行動計画

2008年度∼2012年度の平均で、エネルギー消費 量を1990年度比10%削減(粗鋼1億トン前提)、追 加的取り組みとして、廃プラスチック集荷システムの 確立を前提に廃プラスチックを100万トン活用。

役員メッセージ

JFEスチール株式会社 専務執行役員

関田 貴司

JFEスチールの

地球温暖化対策への取り組み

―京都議定書の初年度を迎えて―

当社はこれまで日本鉄鋼連盟(鉄連)自 主行動計画遵守のためのさまざまな取り組 みを行ってまいりました。京都議定書第一 約束期間の初年度を迎え、さらなる技術開 発や設備投資により、エネルギー消費量

(CO2)削減に引き続き最大限の努力を傾

注します。補完的措置として京都メカニズ ムも活用し、鉄連自主行動計画の完遂を めざします。

また、自動車の燃費向上に資する高張 力鋼板などの高機能鋼材供給を通じて、 CO2削減に寄与します。さらに、国際的には、 鉄鋼生産プロセスにおける世界最高水準 の省エネルギー技術の移転による、地球

規模でのCO2削減にも貢献していきます。

日本鉄鋼業のエネルギー消費量推移

(PJ)

▼ 5.2%

▼ 10% 出典:(社)日本鉄鋼連盟

2,500

2,000

1,500

(年度) '90

2,527

'95 2,427

'00 2,328

'02 2,309

'01 2,255

'03 2,327

'04 2,357

'08∼ '12(目標) 2,274

'05   2,342

(5)

省エネルギーの

取り組みの推移

JFEスチールエネルギー原単位の推移

1973

∼1989

1990

∼2006

2007

省エネルギー設備導入

加熱炉燃料低減大型排熱回収設備

高炉炉頂圧発電、 焼結排熱回収、等

工程連続化

連続鋳造設備、連続焼鈍設備、等

さらなる省エネルギー推進 ●廃プラスチック高炉吹込

●リジェネバーナー導入

●エンドレス圧延

●都市ガス高炉吹込技術

●高効率酸素プラント

省エネルギーによる 地球温暖化防止対策

●シャフト炉新設('08年8月稼働予定)

●CDQの増強('09年3月稼働予定)

●リジェネバーナー導入拡大

●高効率酸素プラント導入拡大

●転炉ガス顕熱回収 1970年代から、各種設備の導入や技

術開発により、CO2削減に取り組んできま

した。たとえば、各工程で発生する副生ガ スを製鉄所で必要な燃料や発電に利用す る、また、排ガス・排熱を徹底的に回収し 有効利用するなどの方法です。このような 努力により、1973年から現在までに、36% のエネルギー原単位を削減し、世界でトッ プクラスのエネルギー使用効率を達成して います。

省エネルギーの取り組み

自動車・電機・造船などのお客様からの 高機能鋼材への需要増に対応して、生産 量が増加しています。2007年度は、1990 年度比30%の粗鋼生産増となりました。

2007年度の粗鋼生産実績

(年度) (万t )

'90 2,355

'03 2,701

'04 2,765

'05

2,672 30

'06 2,904

'07 3,052

3,000

2,800

2,600

2,400

2,200

2,000

0

JFEスチールの粗鋼生産量推移

粗鋼生産量 1990年度比

30

%

増加

チ ネ ギ 原単位 推移

(年度) JFEスチール

(1973年=100とした指数)

'73 100

'80 83

'85 77

'90 79

'95 88

'03 68

'04 67

'05 67

'06 65

100

90

80

70

60

(6)

特集

2007年度は、1990年度比較で粗鋼生

産が30%増加しましたが、CO2排出量は

5.0%の増加に抑制しています。粗鋼を1ト ン生産する時に排出されるCO2の量(CO2 原単位)は、 世界トップレベルの設備・技 術により、19%の減少となっております。

※各年度のCO2排出量は、前年度(2007年度)経営レポートから、数値

が変わっておりますが、この変更理由及び本レポートと「地球温暖化対策 の推進に関する法律」で公表しているCO2排出量との相違については、

10ページをご覧ください。

2007年度は、1990年度比較で粗鋼生 産が30%増加しましたが、エネルギー消費 量は5.6%の増加に抑制しています。粗鋼 を1トン生産するのに必要なエネルギー消 費量(エネルギー原単位)は、技術開発や 設備投資によるさらなる省エネ努力によ り、18.7%削減の大幅な効率化を達成し ています。

2007年度のエネルギー消費量・

原単位実績

2007年度のCO

2

排出量・

原単位実績

(年度) '90 '03 662 24.2 '04 641 '05 677 24.0

'08∼ '12 (目標)

▼ 10% + 5.6%

原単位

18.7%

削減

'06 666 23.3 '07 703 800 600 400 200 0 30 28 26 24 22 (PJ)

エネルギー消費量 エネルギー原単位 (GJ/t-s)

599 653

24.0

23.0 28.3

(年度) '90 '03

57.3

'04 57.7

'05 '08∼ '12

( 目標) ▼ 9% + 5.0%

原単位

19%

削減

'06 58.6 '07 61.0 2.00 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0 2.60 2.50 2.40 2.30 2.20 2.10 2.00 1.90 2.47 58.1

(百万t-CO2 )

CO2 排出量 CO2 原単位 ( t-CO2 /t-s)

2.12

2.09 2.07 2.02

52.9 55.3

JFEスチールのエネルギー消費量・原単位推移

JFEスチールのエネルギー起源CO2排出量・原単位推移(試算)

CO2排出原単位

1990年度比

19.0

削減

エネルギー原単位 1990年度比

18.7

削減

(7)

これまでに操業効率改善、省エネルギ ー投資など継続的に推進していますが、今 中期経営計画(2006年度∼2008年度)に

おいても、CO2削減と省エネルギー目的で、

約1,000億円の投資を進めています。この 投資によるCO2削減効果は、年間で約420 万トンを見込んでいます。

今後は、さらなる操業・設備効率改善に 加えて、革新的製鉄法開発プロジェクトな

ど、将来に向けたCO2削減にもより一層取

り組んでいきます。

今後のCO

2

削減に向けた取り組み

鉄連自主行動計画達成の補完的措置 として、京都メカニズム活用(鉄連加盟会 社合計で、2008年∼2012年の5年間で 4,400万トンを購入契約)も行っており、JFE スチールもPSC※1において、CDM※2を実行

(07年5月に国連登録済み)し、焼結機の廃

熱回収設備を建設中です。

※1 PSC(Philippine Sinter Corporation) 製鉄原料の焼結鉱を製造する工場。

※2 CDM(Clean Development Mechanism)

京都議定書で導入された制度で、先進国が途上国へ技術・資金 を提供してCO2を削減し、その削減分を自国の削減目標達成に使

用できるもの。

操業効率改善

・シャフト炉の導入:スクラップ50万トン/年溶解による CO2発生量抑制(2008年8月稼動予定)

・高炉還元材比低減:都市ガス吹込、容器包装プラス チック微粉化吹込(能力8000トン/年)など

設備高効率化(省エネ)

・CDQ:コークス炉における顕熱利用 倉敷CDQ:2009年3月稼動予定 福山CDQ:2010年5月稼動予定

・リジェネバーナー:熱効率のよいバーナー(16基増設) ・酸素プラント更新:最新鋭の高効率プラントへ

千葉14号:2007年9月稼動 倉敷12号:2009年9月稼動予定

将来に向けた研究開発

・革新的製鉄法開発プロジェクト 未利用廃熱有効利用技術 水素還元高炉反応制御技術など ・CO2分離・回収技術

技術対応による CO2削減

420万トン/年

CO2削減

京都メカニズムの検討

CDM(Clean Development Mechanism)活用 ・PSC(Philippine Sinter Corp.)焼結排熱回収

2007年5月に国連登録済

投資による

CO2削減効果

年間

420

万トン 削減

現在、シャフト炉を 建設中です (全高=50m)。

最新鋭の

リジェネバーナーです。

(8)

特集

優れた技術力で軽量、高効率、長寿命 などの特性を持つ高機能鋼材の開発を積 極的に推進しています。たとえば、自動車 や船舶への高張力鋼板(ハイテン)の使用 により、自動車・船舶をより強く、より軽量 化できるため、安全性が高まるとともに、燃 費の向上が可能です。また、高機能電磁 鋼板使用により、電動機や変圧器の高効 率化を実現しています。

このような高機能鋼材の供給による CO2排出抑制量は、2006年度断面で、鉄 連加盟会社合計で786万トンと試算されて います。

製品によるCO

2

削減への貢献

高機能鋼材使用段階のCO2削減効果

(2006年度断面での効果)

CO2削減量

786

t-CO2

軽量、高効率、長寿命などの特性を持つ 高機能鋼材を製造しています。

高張力鋼板(ハイテン)は、自動車をより強く、

より軽くするためにさまざまな部分に使用されています。

CO2排出抑制量

鉄連加盟合計

786

万トン

高張力鋼板(ハイテン)による自動車の軽量化と燃費向上

8.0

6.0

4.0

2.0

0.0

20.0

15.0

10.0

5.0

0.0

(年度) 軽量化率(%)

基準:1997年ゼロ

1)出所:日本エネルギー経済研究所

2)出所:日本エネルギー経済研究所のデータからJFEスチールが推計 2008年度大型乗用車ベース 

燃費改善率(%)

~ 2006 2010 2015 2020

19%

燃費改善 3.3% CO2 排出削減

495万t 1)

燃費改善 6.2% CO2 排出削減

753万t 2) 17%

13%

9% 変圧器

121

電車

7

自動車

495

船舶

100

発電用ボイラー

63

(9)

鋼材輸送においても、環境負荷の小さ い船舶や鉄道による輸送に切り替える モーダルシフトを進めています。JFEスチー ルのモーダルシフト化率は、94%に達して います。

運輸部門の省エネルギー対策

2007年度の輸送に伴うCO2排出量は、

約45万トンです。粗鋼生産量の増加に伴 い、前年度比で約5%増加しましたが、引 き続き一層の船舶・車両の運用効率向上 に努めます。注)2006年度運輸部門CO2排出量:42.7万トン

鋼材の効率輸送を実現するRORO船 悪天候時でも荷役可能な全天候バース

2008年4月10日、鴨下一郎環境大

臣が東日本製鉄所(千葉地区)を訪問

されました。見学センターの環境異常 抑止システムをご覧いただいた後、第 6高炉および第3熱間圧延工場をご視 察されました。

ご視察を終えた鴨下大臣は「日本の 基幹産業を支え、たいへんな技術を蓄 積されてきたことを実感しました。また、 地球温暖化対策にも努力されており、

CO2削減対策の苦労についても実感

することができました。温暖化防止に

向けて今後ともイノベーション、技術向 上を引き続きお願いしたいと思います」 とコメントされました。

鴨下環境大臣 東日本製鉄所・千葉地区をご視察

トラック

船 舶+ 鉄道

トラック

船 舶+ 鉄道

JFEスチールのモーダルシフト化率

トラック

船 舶+ 鉄道

トラック

船 舶+ 鉄道

船 ト 船 舶 トラ

全産業トータルでの モーダルシフト化率

輸送距離500km以上 出典)国土交通省

トラック

39 船舶+鉄道

61

全体 輸送距離

500km以上 トラック

33

トラック

6

船舶+鉄道

67

% 船舶+鉄道

94

モーダルシフト化率

(10)

特集

エネルギー起源以外のCO2発生源に、

高炉や転炉で使用する石灰石やドロマイト があります。また、コークス製造工程では、 燃料の使用や水処理設備などから一酸化 二窒素が放出されます。

JFEスチールの2007年度におけるエネ ルギー起源以外の温室効果ガス排出量 は、約220万トン(CO2換算、速報値)です。

エネルギー起源以外の

温室効果ガス

日本鉄鋼業のエネルギー起源以外の温室効果ガス推移

(年度) (百万t-CO2)

'90 '95 '00 '01 '02 '03 '04 '05 0.2

0.2

非エネ起源 メタン

0.1 0.1 0.1

0.1 0.1 0.1

11.6 10.5 10.3 10.1 10.3 8.7 9.2 9.4

'06 96% 2.0% 4.1% 2.4% 8.3% 2.1% 9.7% 6.6%

0.1

9.8

出典:(社)日本鉄鋼連盟

12

10

8

6

4

2

0

(11)

CO2排出量は使用したエネルギーの使用 量(石炭、電力、副生ガスなど)にエネルギ

ー毎のCO2係数を乗じて算出します。その

係数の数値が、今般、全面的に改訂された

ため、今年度からエネルギー起源CO2排出

量の数値が変わることになりました。

その結果、2006年度のCO2排出量は、

2007年度環境報告は55.8百万トンでした が、今年度環境報告では、58.6百万トンと なっています。

(注1)エネルギー換算係数の改訂理由:経済産業省所管の「総合エネ ルギー統計」標準発熱量の見直し(5年毎に実施)、電力エネルギー換算 係数の見直し

(注2)CO2排出係数の改訂理由:国連に報告された環境省監修の「日

本国温室効果ガスインベントリ報告書2007年5月」で、一部燃料のCO2

排出係数が改訂され基準年から見直し。これに合わせ電力のCO2排出

係数も基準年から見直し

2007年度環境報告と

今年度の環境報告の

CO

2

排出量の差異について

本環境報告で公表しているCO2排出量

は、鉄連自主行動計画で集計したエネル ギー起源のCO2を対象としています。

一方、「地球温暖化対策の推進に関す

る法律(温対法)」では、京都議定書で定 めるすべての温室効果ガスの報告が義務 付けられています。そのため、2つの間の数 値は異なっています。2006年度実績値は、 右のグラフのようになります。

JFEスチールは、CO2のみならず、すべて の温室効果ガスを対象に削減に取り組ん でいます。

環境報告と

温対法数値の差異について

CO2 排出量の差異

60

59

58

57

56

55

54

係数改訂前の排出量 係数改訂による差異

2007年度

環境報告 2008年度 環境報告 2007年度 環境報告 2008年度 環境報告 (百万t-CO2 )

55.3 58.1

55.8 58.6

2.8 2.8

1990年度 CO2 排出量 2006年度 CO2 排出量

CO2 換算に使用する係数の変更後のエネルギー起源の使用量

※エネルギー量はエネルギー換算係数による(注1) ※CO2 量はCO2 換算係数による(注2)

2006年度CO2 排出量の差異

60

59

58

57

56

55

54

温対法

エネルギー起源CO2

温対法 届出値 2008年度

環境報告 (百万t-CO2 )

60.29

58.60

58.16

58.16 2.13

1)温対法では法人格別(企業別)に集計しているため、共同酸素   等からのCO 2 発生量が含まれない

2)非エネルギー起源CO2: 石灰石やドロマイドの加熱により発生

  CaCO3(石灰石)→加熱→CaO(生石灰)

3)メタンや一酸化ニ窒素などの温暖化ガス加熱炉での燃焼や工場 廃水の無害 化 (バクテリア処理)で発生

エネルギー起源CO2

エネルギー起源以外の温室効果ガス

(12)

国際貢献

世界最高水準の省エネルギー技術の活 用により、グローバルな地球温暖化対策と して、次のような取り組みを行っています。

●日本と中国の間では、「日中鉄鋼業環境

保全・省エネルギー先進技術交流会」を実 施し、2007年12月にJFEスチールをはじめ とする日本鉄鋼大手の専門家が、中国の3 カ所の製鉄所において環境保全・省エネ 診断を実施しました。

●7カ国間では、「APP」※1鉄鋼タスクフォ

ース(議長は日本)で、環境保全および省エ

ネルギーによるCO2削減を推進中です。

●「IISI」※2において、短期では現在の優れ

た操業技術および省エネルギー技術の世 界の鉄鋼業への適用、長期では革新的な

グローバルな温暖化対策への取り組み

鉄鋼生産技術開発によるCO2の削減を計

画しています。

JFEスチールは、他の日本大手鉄鋼会 社とともに、APPおよびIISIにおいて、 2013年以降(ポスト京都議定書)に、世界

規模でCO2を削減する有力な手段である

「セクター別アプローチ」の有効性を提案し ています。

※1 APP:Asia Pacific Partnership(クリーン開発と気候に関するア ジア太平洋パートナーシップ)は、2005年7月に、豪州、中国、インド、韓 国、米国の参加で立ち上げました(07年10月にカナダが参加して合計7 カ国となる)。気候変動、エネルギー安全保障などの問題に取り組むこと を目的とし、鉄鋼を含む8分野を対象に、官民による部門別タスクフォー スを設立し、部門毎に活動を実行中です。

※2 IISI:International Iron&Steel Institute(国際鉄鋼協会)は、日本、 米国、EU、ロシア、インド、ブラジル、韓国などの約180社の主要製鉄企 業から構成されています。2007年10月の理事会において、グローバルな セクター別アプローチの採用を決定しました。

環境・エネルギー技術の提供による

国際貢献

中国・太原鋼鉄における 省エネルギー診断

(13)

JFEグループの国際協力プロジェクトマップ

タイ

・ タイ工業団地公社向け 産業廃棄物熱回収モデル事業 ・ タイ国における鉄鋼圧延加熱炉への

高性能工業炉導入調査 他5件

マレーシア

・ 製紙スラッジ焼却排熱有効利用 省エネルギーモデル事業 ・ セメント排熱回収発電FS調査 ・ パーム空房を燃料とした

バイオマス発電FS調査 他1件

ブラジル

・ アソミナス製鉄所 低温排熱回収による 省エネ対策調査 他1件

ベトナム

・ ベトナム 鉄鋼公社省 エネルギーFS調査 他1件

フィリピン

・ 焼結炉排熱回収 発電事業

インドネシア

・ 循環流動層(CFB)ボイラを用いた バイオマス(パーム空房)発電FS調査 ・ セメント排熱回収発電FS調査

・ ディーゼル発電設備燃料転換FS調査 他1件

中国

・ 太原鋼鉄環境保全・省エネ診断 ・ 未利用コークス炉ガスからの

DME製造

・ 中国合金鉄電気炉の原料 事前処理および排ガス 利用による消費エネルギー 低減モデル事業 ・ 首都鋼鉄公司、鞍山鋼鉄

(集団)公司向け蓄熱 バーナ導入FS調査 ・ 石灰焼成炉の

省エネルギー対策調査 ・ 四川省天然ガス

DMEプロジェクト調査 他14件

バングラデシュ

・ 温室効果ガス排出削減のための

パイプラインのリハビリ、最適化のためのFS調査

インド

・ インド鉄鋼公社省エネ診断

・ タタ製鉄所焼結クーラー排熱回収FS調査 他3件

パキスタン

・ パキスタン製鉄所省エネルギーFS調査

ロシア

・ サハリン向け既設石炭焚発電の天然ガス焚転換FS調査 他2件

ウクライナ

・ ガスパイプライン改修のための最適化調査 他2件

ポーランド

・ ポーランド国における加熱炉への高性能工業炉技術導入調査

●APP加盟国

鉄鋼・セクター別アプローチ

(注1)

によるCO

2

削減可能性

海外におけるプロジェクト

世界最高水準の日本鉄鋼業省エネルギー技術を 世界の製鉄所へ展開

世界の製鉄所CO2排出量が約3億トン削減可能

(鉄連、地球環境産業技術研究機構の試算)

日本鉄鋼業のさらなる技術、 研究開発によるCO2削減

➠➠

(注1)セクター別アプローチ 鉄鋼や電力などのセクター別に、効率指 標(例:粗鋼トン当たりのCO2原単位)を世界へ適用して、CO2削減を実

施する手法です。効率指標に基づくため中国・インドなどの発展途上国 も参加が容易であり、技術に裏打ちされた確実なCO2削減手段です。

(日本=100とした指数)

技術移転による CO 2 削減可能量

出典:(社)日本鉄鋼連盟 130

120

110

100

90

一貫製鉄所のエネルギー原単位の国際比較

日本 韓国 EU 大規模 全国

中国 米国 ロシア

100 105

110

120

110

120 125

JFEは、継続的な技術開発により培って

きた環境保全、省エネルギーおよびCO2削

減技術を基盤に、途上国における経済と

(14)

環境マネジメント

環境マネジメント

JFEグループは、「グループCSR会議」の もと、JFEホールディングス社長を議長とす る「グループ環境委員会」を設置するととも

に、事業会社・関連会社にも「環境委員会」

を設置し、環境目標の設定、環境目標の 進捗状況チェック、グループ全体の環境パ フォーマンスなど、環境に関する諸問題の解 決に取り組んでいます。

さらに、JFEホールディングスと5事業会社 の環境担当者の間で「グループ環境連絡 会」を設置し、環境についてのグループ内の

環境マネジメント体制の構築・運用状況

取り組みの水平展開、レベルアップを図っ ています。2008年からは、事業会社にユニ バーサル造船を加えた新体制で、環境管理 のさらなる向上をめざしています。

JFEスチールグループ会社環境連絡会

グループ環境委員会

構 成 メ ン バ ー ‥ J F E ホ ー ル デ ィ ン グ ス お よ び 各 事 業 会 社 環 境 担 当 者

構 成 メ ン バ ー ‥ 各 事 業 会 社 環 境 担 当 者 お よ び 各 関 連 会 社 環 境 担 当 者

グループ環境委員会

議長 : JFEホールディングス社長  メンバー : ホールディングス役員、事業会社環境担当役員

環境委員会(事業会社)

委員長 : 事業会社社長または環境担当役員  メンバー : 関連部門長、各事業所環境担当責任者

環境委員会(関連会社)

(15)

JFEグループ各社は、自主的、継続的 に環境問題に取り組んでいくために、ISO 14001の認証取得を推進しています。生 産拠点を有する3事業会社では、すべての 生産事業所(あるいは全社)で認証を取得 しました。また、JFEスチールでは、2008年 3月にスチール研究所も認証を取得しまし た。事業会社の多くの関連会社でも取得 を推進しています。今後も、グループとし て、認証取得企業・事業所の拡大を図っ ていきます。

ISO14001の取得推進

JFEグループでは、ISO14001に基づく環 境監査と、環境管理の質の向上に向けた 監査を実施しています。ISO14001に基づく 監査は、認証機関による外部監査に加え、 外部機関による監査員養成教育を受講し た環境管理関連業務の経験者を中心とし た内部監査を実施しています。

一方、環境管理の質の向上に向けた環 境監査は、本社監査部門、本社環境管理 部署の環境専門の担当者が、各事業所お よび関連会社各社に対して、環境管理状 況、環境関連法規制の遵守体制などを中 心に実施しています。

環境監査

JFEグループでは、一人ひとりが環境保 全の意味を正しく理解し、日常業務の中で 自覚を持って環境保全活動に取り組む企 業風土の醸成をめざして積極的な環境教育 を行っています。各事業会社では新入社時 や昇進時の研修プログラムの中に環境教 育を織り込み、階層別・職種別に年に一度 の頻度で環境問題をめぐる世の中の動き、 JFEグループにとっての環境保全活動の意 義と取り組み、社員としての責務、環境マネ ジメントの重要性などについて学ぶ環境保 全活動階層別教育を実施しています。

環境教育

JFEグループは、2002年に事務用品・生 産用部材・材料の購入におけるグループ共 通のガイドライン「グリーン購入ガイドライン」 を策定しました。

グリーン購入の状況

「グリーン購入ガイドライン」の概要

●購入前に必要量を充分に検討し、 購入量を抑制すること

●価格、品質、納期などに加え、 最終製品のライフサイクル全体の 環境負荷を考慮すること

●日常的に取引先に環境保全に対する 取り組みを要請し、協力すること

〈グリーン購入の具体例〉

・文房具、事務用品

・再生油、各種溶剤容器、梱包資材、 電気自動車、天然ガス自動車、 ハイブリッドカー など

ISO14001の 取得会社については 以下をご覧ください http://www. jfe-holdings.co.jp/ environment/

(16)

環境コミュニケーション

JFEエンジニアリング鶴見事業所は近隣 企業10社とともに、横浜市と協働緑化宣 言を交わし、環境エコアップを図ろうと「京 浜の森づくり」に取り組んでいます。

昨年9月には鶴見区区制80周年記念の

関連事業として、同社所有のJR鶴見線沿 いの緑道で植樹祭を催しました。当日は 約50人の地域の方々とともに、グループ会 社を含めた社員もボランティアとして参加 しました。

「京浜の森づくり」で植樹

JFEグループは、環境をテーマとした展 示会に参加し、さまざまな方との情報交換 に努めています。約16万人が来場した「エ コプロダクツ2007」では、JFEグループの 環境への取り組みと社会、生活を支え、 環境に貢献するJFEグループの技術・商 品を紹介しました。

展示会を通じた交流

「エコプロダクツ2007」 JFEブース

JFEエンジニアリング 鶴見事業所総務部 設備・環境グループ

「京浜の森づくり」「トンボはドコまで飛ぶかフォーラム」などの環

境行動を通して、社外の多方面の方たちと楽しく交流しています。 この活動を社内・グループ企業内にも広げて、従業員満足度ア ップにつなげたいと考えています。

横浜市環境創造局、鶴見区役所と共催で実施した植樹祭

(17)

JFEグループではインターネットを通じて、 環境情報の提供を積極的に行っています。

ウェブサイトでは「環境への取り組み」と題し

て、環境経営の考え方や活動内容、実績 などを紹介しています。

さらに、環境に関する一般知識をわかり やすく紹介する環境ウェブサイトとの連携に より、環境問題に先進的に取り組む「エコ ピープル」の声などを紹介し、一般の方への 環境啓蒙活動にも努めています。

インターネットによる情報提供

JFEホールディングス 環境への取り組みウェブサイト

http://www.jfe-holdings.co.jp/ environment/index.html

詳しくは

環境ウェブサイト「エコビーイング」 http://www.ecobeing.net/ JFEスチールでは、製鉄所構内の緑化

を推進しています。製鉄所内での緑地には、 多くの生物が訪れ、生息しています。

(18)

環境会計

環境会計

JFEは、省エネルギーの推進、環境負荷 の一層の低減に向けて、独自の環境技術 の研究開発成果もふまえて、積極的に設備 投資を継続しています。省エネルギー投資 は、1990年以降の累計で3,662億円にのぼ り、世界トップレベルのエネルギー効率を実

現しています。今後、地球温暖化防止に向 け、さらなる設備投資を計画しています。

また、環境保全投資では、1973年以降 の累計で5,172億円に達しております。これ からも、さらなる環境負荷の低減に向けて 設備投資を継続していきます。

設備投資の推移

環境会計

10%です。なお、2007年度の活動の結果、 省エネルギー効果は金額換算で19億円と 見積もっています。

1990年以降の累積 省エネルギー投資

3,662

億円

1973年以降の累積 環境保全投資

5,172

億円

834

億円

ここに掲載している環境会計は以下の考え方に基づいて算出しています。 対象期間:2007年4月∼2008年3月

集計対象:コストは、JFEの製鉄所における環境関連投資および費用。ただし、研究開発については全社分としています。

効果については推計に基づく「みなし効果」、「リスク回避効果」などは算定していません。

※ プロセス全体が従来に比べて省エネルギーとなった設備投資でも、老朽更新など他に主目的がある設備投資は含めていません。 主な内容

合 計

投資額 費用額

自社の業務に かかわるもの

お客様や一般社会の 活動にかかわるもの

マネジメント

地球温暖化防止 資源の有効活用

環境保全 その他

研究開発 社会活動

環境負荷の監視・測定、EMS関連、環境教育・啓発など

省エネルギー・エネルギー有効利用など

工業用水の循環、自社内発生物のリサイクル、廃棄物管理など 大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下の防止 賦課金など

環境保全・省エネルギー・地球温暖化防止のための技術開発 自然保護・緑化活動支援、情報公開、展示会、広報など

1

43

11

93

─ ─

148

25

155

187

381

16

64

6

834

(年度)

'90'91 '92 '93 '94 '95 '96 '97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05'06'07

4,000

3,000

2,000

1,000

0

3,662

(年度)

'73 '06

(億円)

'75 '80 '85 '90 '95 '96 '97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05 '07

5,172

5,000

4,000

3,000

2,000

1,000

0

※  環境保全投資

  資源の有効活用と環境保全の投資額の合計 (億円)

2007年度は、環境関連設備投資額が 148億円、費用は834億円で、全設備投資 に占める環境関連設備投資の割合は約

省エネルギー投資累計額 環境保全投資※累計額

環境保全コスト (億円)

(19)

事業活動における

環境負荷低減活動

世界最先端の環境負荷低減技術を活かして

(20)

事業活動における環境負荷低減活動

製鉄プロセスの

エネルギー・マテリアルフロー

JFEスチールはこれまで、環境負荷低減 のために省エネルギー技術や環境保全技 術を開発するなど、積極的な技術開発・設 備投資を行ってきた結果、世界最先端レベ ルのエネルギー効率と資源循環率などを誇

る製鉄プロセスを確立してきました。そして 現在も、製鉄プロセスごとにさらなる環境負 荷の低減をめざし、新たな技術開発と設備 の導入に取り組んでいます。

鉄鋼原料

鉄鉱石 47百万t ●石炭  24百万t ●石灰石 6百万t

購入エネルギー

電力+石油系 108PJ

工業用水

243百万t

リサイクル原料

鉄スクラップ(転炉)

使用済みプラスチック

(高炉)

● トナー(焼結)

リサイクル原料

使用済みプラスチック

使用済みペットボトル

廃家電商品

● 食品残渣

● ダスト・スラッジ など

投入資源

ヤード散水 ベルトコンベア集じん レーザ式粉じん監視

ガスタービンコンバインド発電 発電所燃料予熱 高効率空気分離 乾式消火(CDQ) 石炭調湿(CMC) 燃焼制御

焼結クーラ  排熱回収設備 ラインバーナー

使用済み  プラスチック吹込 微粉炭吹込 炉頂圧発電 熱風炉排熱回収

ガス回収 ガス顕熱回収

粉じん ダスト

コークス炉ガス脱硫 廃安水COD処理 化成品回収 粉じん・NOx SOx・COD 排ガス・ダスト 廃水(安水)

排ガス脱硫 排ガス脱硝    粉じん・NOx SOx 排ガス・ダスト 廃水

ガス回収・集じん ダスト処理 スラグ資源化 粉じん・SS 排ガス・スラグ ダスト・廃水

ガス回収・集じん ダスト処理 スラグ資源化 粉じん・SS 排ガス・スラグ ダスト・廃水

対策施設

発生物

省エネルギー技術

製鉄プロセス

環境保全技術

環境影響

対策設備

JFEグループのリサイクルプロセス

JFEスチールの製鉄プロセス

エネルギー所内リサイクル(66%)

排水・蒸発ロス(6.4%) 最終処分(0.3%)

転炉・連続鋳造 電気炉 高炉

焼結機 コークス炉

原料ヤード

コークス炉ガス 高炉ガス 転炉ガス 酸素プラント

副生物リサイクル(29.7%)

水資源循環(93.6%)

循環水

副生物 16.7百万t

     ● スラグ      ● ダスト      ● スラッジ エネルギー所内

リサイクル

(21)

エネルギー供給 (34%)

電力 燃料ガス ● 蒸気

海域・陸上 土木用材(70%) ● セメント原料 ● 路盤材 ● 港湾用材 肥料

その他の製品 化成品 酸素 窒素 ● 水素 ● アルゴン 鉄鋼製品 30.5百万t (粗鋼ベース)

再生製品 ● NF®ボード

● ペット原料

供給製品

リジェネバーナー 直送圧延 低温抽出

エンドレス圧延

オンライン熱処理 排熱ボイラー 回転型蓄熱式  熱交換器

輸送距離の短縮 積載率の向上 モーダルシフト IT化の推進

低NOxバーナー 燃料のクリーン化 NOx

排ガス・ダスト

廃酸・廃アルカリ処理 廃油再生 凝集沈殿処理 SS・廃油 廃酸・鉄塩 圧延廃水 酸洗廃水

廃水処理 金属イオンなど 表面処理廃水

低公害車両の 導入 NOx・SPM 排ガス

化学物質

排出量 643t ● 移動量 2,053t

CO2排出量 約63百万t 排ガス

● SOx排出量  3.7百万m3 ● NOx排出量 12.7百万m3 ばいじん

連続焼鈍・ 表面処理 熱間圧延・

冷間圧延

加熱炉 物流 発電所

回収エネルギー

副生ガス

● 排熱回収蒸気

● 高炉炉頂圧発電

副生物資源化率

99.7

%

水資源循環

(22)

事業活動における環境負荷低減活動

JFEスチールの環境負荷低減活動

大気保全

■硫黄酸化物(SOx)および 窒素酸化物(NOx)の排出抑制

JFEスチールは、SOxおよびNOxの排 出抑制のため、主要な排出源への脱硫装 置、脱硝装置の設置を積極的に実施して います。

■ばいじん・粉じんの排出抑制

製鉄プロセスでは、ばいじん・粉じんの発 生源は多岐にわたることから、JFEスチール は、個々の発生源の特定および発生源ご との特性に応じた適切な排出抑制対策を 推進しています。

40

30

20

10

0

'73 '80 '85 '90 '95 '00 '05

(百万 Nm3

(年度)

'06

36.8

7.1 5.8 6.0

5.4 5.9 3.6 3.6

'07 3.7

(百万 Nm3

'73 '80 '85 '90 '95 '00 '05'06 (年度)

34.6

15.3

12.3 13.7 13.0 13.8 12.6 13.0

'07

12.7

30

20

10

0

SOx排出量の推移 NOx排出量の推移

焼結炉排ガス処理設備:西日本製鉄所(福山地区)活性コークス方式の例

(23)

水質保全

製鉄プロセスで使用する水は、徹底した

循環・再利用を推進し、工業用水循環率※

は約94%と高い水準です。また、公共用水 域への排水については、適切な水処理を行 い汚濁負荷の低減に努めています。

※工業用水循環率

工業用水循環率=(総使用量−工業用水受入量)/総使用量

環境監視

大気、水質の負荷状況については、常 に監視を行い、環境異常発生の未然防止 に努めています。また、異常発生時には関 係者の携帯電話に自動的に情報メールが 送信され、迅速な対応を可能としています。

400

300

200

100

0

94

93

92

91

90

'90 '95 '00 '05 '06 (年度)

220 214 210 231 228

'07

243

工業用水受入量(百万t) 工業用水循環率(%)

93.3 93.4

94.1

93.7 93.8 93.6

工業用水受入量の推移・循環率の推移

'90 '95 '00 '05 '06 (年度)

3.7

3.2 3.5 3.3 3.3

'07

3.2 (t/日)

4

2

0

COD(化学的酸素要求量)の推移

排ガスサンプリング 環境異常情報システム:西日本製鉄所(福山地区)の例

(24)

事業活動における環境負荷低減活動

副生物の有効利用

JFEスチールは、製鉄プロセスにおける 副生物(鉄鋼スラグ※1、ダスト、スラッジ※2

を所内で製鉄原料としてリサイクルすると ともに、資源としての有効利用を推進して います。

'90 '95 '01 '02 '03 '04 '05 '06 (年度)

48.0

8.5 9.5

7.5 11.0

7.9 6.0 6.0

最終処分量(万t) 資源化率(%)

50

40

30

20

10

0

100

99

98

97

96

95

96.5

99.3 99.5 99.599.399.5 99.6 99.6

'07

5.0 99.7 副生物の最終処分量・資源化率の推移

PCB廃棄物の適正処理

PCB廃棄物については、法に基づいて 適切に保管を行っています。2008年4月か らは、西日本製鉄所(倉敷地区)のPCB廃 棄物について、日本環境安全株式会社 (JESCO)北九州事業所における処理が

開始されました。

廃レンガ再利用のための分別状況:東日本製鉄所(京浜地区)の例

※1 鉄鋼スラグ:鉄鉱石の鉄以外の岩石成分や石灰などの成分で、溶融した金属から分類して浮かび上がったものです。

セメント原料などに利用されています。

※2 スラッジ:循環処理設備で分離除去される泥状の物質を脱水したものです。

(25)

化学物質の管理・排出抑制

JFEスチールは、有害性が高く排出量の 多い化学物質から優先的に自主的な排出 削減に取り組んでいます。2001年度以降、 大気・公共用水域への総排出量の削減を 進めています。2007年度は粗鋼増産のため、 最終処分量が増加しました。

指定化学物質名 政令

番号

排出量

合計 排出量計 643 移動量計 2,053

移動量

大気 公共用水域 土壌 事業所内埋立 下水道 事業所外

亜鉛水溶性化合物 2-アミノエタノール アンチモン及びその化合物 石綿

ビスフェノールA型エポキシ樹脂 エチルベンゼン

エチレングリコール キシレン

クロム及び3価クロム化合物 6価クロム化合物 HCFC-22

コバルト及びその化合物

1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン(HCFC-141b) ジクロロペンタフルオロプロパン(HCFC-225) ジクロロメタン

スチレン

セレン及びその化合物 ダイオキシン類 ヘキサメチレンテトラミン テトラクロロエチレン 銅水溶性塩

1,3,5-トリメチルベンゼン トルエン

鉛及びその化合物 ニッケル ニッケル化合物 ヒドラジン フェノール

ふっ化水素及びその水溶性塩 ベンゼン

ほう素及びその化合物 ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル ホルムアルデヒド

マンガン及びその化合物 メルカプト酢酸

モリブデン及びその化合物 リン酸トリス(ジメチルフェニル)

0 2.0 0 0 0 37 0.3 192 0.04 0 0.04 0 63 13 26 0.7 0 8.2 0 24 0 11 76 0 0 0.02 0 1.0 0 40 0 0 0 0 0.06 0.002 0 0 486 5.5 2.6 3.2 0 0 0 0 0 1.2 0 0 0 0 0 0 0 0.2 0.002 0.007 0 0 0 0 0.5 0 2.4 0.07 0.02 38 0 21 0 41 0 10 0 9.2 0 135 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 21 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.9 0 0.09 0 22 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 46 0 0.7 6.0 0.7 821 0.9 3.6 0.3 0 0 0 0 2.9 0 0 0 0 0.02 2.9 200 48 48 0 0 28 0 5.1 0.01 2.3 0 746 0 71 2.4 2,053 1 16 25 26 30 40 43 63 68 69 85 100 132 144 145 177 178 179 198 200 207 224 227 230 231 232 253 266 283 299 304 307 309 310 311 345 346 353

大気・公共用水域への排出量 最終処分量

(年度) '01

893 875

633 1,415

843

763 720 698 1,053 1,098

1,327 2,003

'02 '03 '04 '05 '06 621 2,075 '07 2,000 1,500 1,000 500 0 (t)

排出量・最終処分量

(26)

事業活動における環境負荷低減活動

鉄鋼副生物による

海域環境修復への取り組み

■マリンブロック®

--海藻・珊瑚着生基盤--世界で初めて開発した「マリンブロック®」

は、製鉄所の転炉で発生する鉄鋼副生物 と排ガスのCO2のみを原料としたまったく新 しい製品です。その成分は、貝殻やサンゴ と同じ炭酸カルシウムで、海の生物によく なじむため、サンゴなどの再生に役立つと

ともに、排ガスに含まれるCO2を削減し、

地球温暖化防止にも寄与します。

■フロンティアストーンTM

フロンティアロックTM

--自然砕石代替人工石材--製鉄所の高炉や転炉で発生する鉄鋼

副生物から製造した人工石材です。「フロン

ティアストーンTM」は粒径300mm以下の小 さな人工石材であり、「フロンティアロックTM は大きな人工石材です。港湾工事用材料 として利用でき、海藻などの生物付着性に 優れます。

■マリンストーン®

--浚渫土の改質--マリンストーン®の混合による浚渫土の改

質で、浚渫土の盛土材化、富栄養の原因 となるリン吸着などの効果が期待できます。

フロンティアロックTM

マリンストーン®上に着生する海藻

JFEスチールでは、鉄鋼副生物の用途開発とその利用拡大に取り組んでいます。鉄鋼副生物 から生産された製品は、海の保全に役立つ機能材料として期待されています。

海域環境修復例

海底

マリンブロック (海藻・サンゴ着生基盤)

フロンティアロック (潜堤) TM

(27)

担当者:小山田 久美

JFE技研アクア・バイオ・ケミカル研 JFEスチール資源循環推進部兼務

石垣島、宮古島をはじめインドネシアでも実証試験を行って おり、すでにマリンブロック®上で直径10cmを超えて成長した

サンゴも観察されています。この技術を駆使し、サンゴ礁をは じめとして自然環境の保全に貢献していきたいと考えています。

マリンブロック

®

による珊瑚礁再生

サンゴの幼生の付いた着床具をマリンブロック®に設置

設置15カ月後(マリンブロック®上で稚サンゴが順

調に成長)

設置31カ月後マリンブロック®に固着した135ミリ大の固体(ミドリイシ)

サンゴ礁は、熱帯から亜熱帯域の海 洋に広く分布し、多様な生物の増殖・生 息の場となっており、また島嶼国の天然 の防波堤として重要な役割を果たしてい ます。しかし世界のサンゴ礁は、陸からの 土砂の流入、オニヒトデなどの捕食生物 の爆発的な増大、さらに地球温暖化に 伴う海水温の上昇などにより、深刻な危

機にさらされています。

マリンブロック®をサンゴ生育基盤とし

て、東京海洋大学岡本先生が考案した サンゴ幼生着床具を組み合わせること で、海水温の上昇による白化などでダメ ージを受けたサンゴ礁を再生するための 技術開発を実施しています。

(28)

事業活動における環境負荷低減活動

JFEエンジニアリングの

環境負荷低減活動

JFEエンジニアリングは、各生産拠点の 機能、業務特性に合わせた環境マネジメ ントシステムを構築し、地球温暖化防止に 取り組んでいます。

オフィス部門においては、高効率な水和 物スラリ蓄熱空調システムの採用、昼休み などの消灯、および未使用時パソコンの 電源オフなどの省エネ活動を推進してきま した。2007年度は、鶴見事業所において ソーラー街路灯を設置しました。

生産部門においては、晴天時の工場照

明の節電、圧縮空気使用の効率化および 省エネパトロールに取り組みました。

生産部門とオフィス部門を合わせた2007 年度のCO2排出量は16.4千トンで、これは 1990年度のCO2排出量16.8千トンと比較 して、2.4%低い数値です。

2004年8月以降、現地工事におけるCO2 排出量の把握に努めています。加えて、2006 年度から、工事現場におけるアイドリングス

トップなどのCO2削減活動も、試行的に開

始しました。

地球温暖化防止

鶴見事業所に設置されたソーラー街路灯

CO2 排出量(千t-CO2 )

20

15

10

5

0

(年度) '90

16.8

'03 13.9

'02 15.5

'04 14.0

'05 14.5

'06 15.3

'07 16.4

CO2排出量推移 I n p u t

JFEエンジニアリング

● 鶴見事業所 ● 清水製作所 ● 津製作所

原材料 74,591t

エネルギー

電気使用量 32,478,470 kWh

A重油 269.8kl

灯油 92.5kl

軽油 205.3kl

ガソリン 23.3kl

都市ガス 887,450Nm3

LPG 227.6 t

LNG 0 t

水 191,023 t

O u t p u t

製品 68,631t

大気汚染物質

CO2 16,386 t

NOx max 128 ppm

SOx max ーppm

ばいじん max 0.1140g/Nm3

廃棄物発生量 1,522 t

排水 270,377.8 t

その他(PRTR) 204.2千kg

(29)

JFEエンジニアリングでは、廃棄物の発 生抑制・排出抑制に取り組んでいます。

オフィスにおいては、構内放送・ポスター などの啓蒙活動および分別の細分化など を実施し、オフィスごみの減量化・資源化に 努めています。

生産部門では、廃棄物の時間当たりの 排出原単位の低減に取り組んできました。 各事業所・製作所では、分別の徹底、再生 可能品の完全分別・有効活用、分別確認 のための産廃パトロールに取り組みました。 計画・設計部門では、リサイクル材の採

用や、省エネ機器の選定など、環境に配慮 した計画・設計を行っています。

化学物質排出把握管理促進法(PRTR

法)に従い、排出・移動量を管理し、自治体

経由で国に報告しています。塗料、溶接材 料、ガソリン等を管理対象物とし、その削減 に向けた活動を推進しています。さらに、 PRTR物質に留まらず、ガス、CO2およびプ ロパンなどの削減にも取り組み、環境にや さしい事業活動に努めています。

廃棄物の発生・排出抑制

化学物質の管理・排出抑制

廃棄物削減状況(2007年度)

オフィスにおける廃棄物削減の状況

20

34 オフィスごみ最終処分率

鶴見事業所(%) 清水製作所(%)

津製作所(%)

19.1

33.4 目標 実績

生産部門における廃棄物の削減

1.0

0.93

0.32 排出原単位

鶴見事業所(t/千時間) 清水製作所(t/千時間)

津製作所(t/千時間)

1.1

0.46

0.42 目標 実績

現地工事における廃棄物の削減

35 現地工事廃棄物の最終処分量率

現地工事サイト(%) 19.0 目標 実績

PRTR届出全物質(2007年度)

排出量

合計

大気 政令

番号

指定化学 物質名

移動量 公共用

水域 土壌 事業所 内埋立 下水道 事業 所外 ビスフェノールA型

エポキシ樹脂

マンガン及び その化合物 鉛及び その化合物

0.0 25,964.3 105,321.2 33,992.0 0.0 84,0.0 165,277.5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2,883.8 2,461.1 14,396.3 6,363.2 1,150.0 11,631.2 38,885.6 165,277.5 38,885.6 204,163.1 (kg) 30 40 63 227 230 311

エチルベンゼン キシレン トルエン 生産部門に含めて実施

オフィスごみの分別状況(鶴見事業所)

(30)

事業活動における環境負荷低減活動

川崎マイクロエレクトロニクスの

環境負荷低減活動

地球温暖化防止

排出量

合計

大気 政令

番号 指定化学 物質名

移動量

土壌 事業所 内埋立 下水道 事業 所外 公共用

水域

283 その水溶性塩 ふっ化水素及び 107 928 0 0 0 1,173

1,035 1,173

PRTR届出全物質(2007年度)

I n p u t

川崎マイクロ エレクトロニクス

● 宇都宮工場

総エネルギー 0.375PJ

電気 36.2x106kWH ガス 4t

石油・石炭類 640KL

PFC購入量(CO2換算) 45x103t-CO2

化学物質購入量 5,733t

水使用量 192x103m3

資源投入量(原材料) 2.01t

O u t p u t

CO2 14x103t-CO2

PFC排出量

(CO2換算)   23x103t-CO2

SOx 214.6m3

NOx 1,767.4m3

排水 191x103m3

廃棄物発生量 1,740t

化学物質排出・移動量 3t 製品 1.99t

マテリアルバランス

CO2 換算排出量(千t-CO2 ) 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0

(年度) '95 14.0 '03 32.6 '04 37.2 '05 44.4 '06 33.8 '07 22.5 2007年度は操業度当たりのエネルギー 起源CO2排出量は微増しました。しかし、ボ イラーや冷却水の運用改善により省エネ率 を2.3%と大幅に改善し、前年度の排出量 実績を下回ることができました。

PFCガス排出量の7割を占めるC2F6ガ ス代替化の計画は、予定通り2007年度か

ら実用化を開始しました。しかし、代替ガ スの供給が中止される事態に見舞われ、 C2F6ガスの2008年度中の全廃は困難に なりました。現在、2009年度前半での実 用化をめざし、新たな代替ガスの実験を開 始しています。

※省エネルギー率

工場全体のエネルギー使用量(原油換算)に対する、その年度の

改善による削減効果の比率

廃棄物の発生・排出抑制

2007年度は、排水処理施設から発生す る汚泥の発生量を、処理方法を改善するこ とで、2006年度比で10%以上削減しました。

化学物質の管理・排出抑制

2007年度は銅水溶性塩の使用をやめ、 使用物質を1物質削減しました。また届出 物質のふっ化水素について、2007年度は 製品の洗浄に使用する量を削減する活動 を行いました。

PFC等代替フロン3ガスのCO2換算排出量 CO2 排出量(千t-CO2 )

20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 1.60 1.20 0.80 0.40 0.00

(年度) 操業度指数原単位

'95 11.6 1.00 '03 15.1 0.99 '04 15.2 0.94 '05 15.6 0.84 '06 15.9 1.37 '07 14.0 1.43

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